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木っ端微塵ドル箱日誌

木っ端微塵ドル箱日誌

パチンコ回想録21~25

その21  1991年春  連荘機と確率変動の登場


1990年はとにかく最悪の年でした。

この年の秋に、夜釣をして、帰る時、ハイオクを満タン70リッター入れたばかりなのに、空になっているのに気付きます。


恐らく、バイクが転倒したのでは?と警察が言っておりましたが、リアが破損、更にタンクに穴が空いていて、地面にガソリンが漏れておりました。

こういう場合、消防車の出動が必要のようで、大騒ぎに。


消防車から、「アホ、ば~か!」と叫ぶヤツがいます。なんだこいつ??


友人でした。(爆)。


人騒がせなヤツだな。こんな時間に釣なんかするなよ!と怒られました。


更に、冬。やはり釣の時でした。ドアが破損。またしてもアテ逃げです。


この年、車修理だけで、50万円もかかり、これがかなり生活に影響します。




年明けて、春になると、パチンコは新時代を迎えます。


今までの「おまけチャッカー」が廃止になる代りにラウンドは16R、2400発まで可能というもの。


三共を筆頭に、各社一斉に発表します。ハネモノも規制が緩和され、原則的には16Rまで可能ですが、当初デビューした台は、15R,賞球15というもの。

ハネモノも一撃2000発出る台もあり、特に西陣のモンローなどはかなりHITしました。


実は、この年の初めから、冠婚葬祭が毎週のようにあり、パチンコどころではなく、約4ヶ月、全く打たない時期がありました。このまま辞めておけば良かったのですね。依存症も知らぬうちに飛んでいましたから。


少し落ちついた5月になり、久しぶりにホールに行くと、このように機種やルールが変っておりました。


会社近くのホールに夜行くと、ニューギンの台でチャッカー下に電チューがある台を発見します。台名は忘れましたが、当時としては見なれないルール、言葉が、説明書にありました。


それによると・・「333、777が揃うと、次回大当たりするばで、チューリップが確率変動、パカパカっと開く!」と。


確率変動???なんだ、それ?・・・単純にこのまま解釈すればいいのか。

要は333、777が揃うと、通常1/10で揃う小デジが9/10になり、玉減りを少なくして、次回までアシストする。というものです。

まだ、デジタル確率自体の確変ではありませんが、これは画期的でしたね。


私の記憶だと、この台が「確率変動」の走りではないか?と思います。

ただ、実際打ってみると、チューリップ開放が2秒と短いこと、スルーに玉が入らないことなどで、玉が減ります。この時、「止め打ち」が思いつきました。

しかし、回転時間が長いため、効率が悪く、しかも玉が拾わないので意味が無く諦め。でも。2/5で「次回まで」があるのには魅力を感じました。


更に、マルホンのキャスターは1/3で次回までというVrを発表。これは玉がドンドン増える仕組みになっていました。


他のメーカーからは・・・。


三共FEVERの第2弾が、保留でおかしな連荘をするという噂が出ます。

また、平和からブラボーエクシード?だったかな?白い「7セグ」の機種がオカシナ出方する・・・。


極めつけは平和の「麻雀物語」と西陣の「花鳥風月」です。


この2機種が張り合う形になるのですが、軍配は「麻雀物語」かな?


麻雀物語は初の「液晶画面」登載で、ご存知のように、保留で連荘する仕組みになっております。「エラー」が出ると「天国モード」になりやすくり、また、通常でも保留2辺りで連荘してしまう。全国的にこの連荘はブームを呼びました。


西陣の花鳥風月は、これが、誠に地味なセル板で、中国的、幻想的なセル板で、これが素敵でした。

一見すると、地味な台に思えますが、これがとんでもない爆裂連荘機でした。

保留1で連荘するもので、保1にリーチが掛かったからには、頭に全身の血液がのぼりつめる、そんな熱いものがありました。

内部的には「当り」の連荘グループと「ハズレ」の連荘グループがあり、どちらもループする。つまり、ハズレがループしまくると、絶対に当り乱数を拾わないというこれまたとんでもない仕組み。平気で2000回はハマリます。


このころのホールはLN制が中心でしたが、連荘機の場合、初回交換ナンバーで当っても、連荘中にLNを引く事が多々あった為、持ち玉で遊戯できることが多く、その為、1度出せば、なんとか長時間遊べるという利点もありました。


ある日、友人Yと遊びに行く約束の時、時間があったので、100円、この花鳥風月を打ったところ、これが当り保留11連をしてしまったことがありました。


最後12回目、保1でリーチ掛かった時は足がもうガクガクでしたが、これは外れ。


あとで知ったことですが、保1でリーチハズレは地獄に転落のサイン。


保1以外で当るのは「自力」だそうです。


この「自力」から「連荘モード」に突入したこともあり、侮れない機械でした。





時間に遅れYには怒られましたが、これがきっかけで、この花鳥風月ににはゾッコン状態になります。

ただ、持玉遊戯が多いため、この頃はまだ、深刻になるどころか、今までキチガイのように打っていた、スロットから足を洗え、この時点ではまだまだ、深刻な状態には陥っておりません。


この年の秋、父が体調を崩します。「家業を継がないか」との話が出て、その話に乗ります。


91年12月、在職していた会社を辞め、父の元に行くはずが・・・。


「お前なんか使うか」・・・・。この一言で、辞める必要の無かった会社を辞め、更に家業を継げない・・・。

時はバブルが崩壊し、就職が厳しくなりかけた時です。


転職に半年を要しました。これは後々響くことになります。


失業中にやることは・・・。パチンコばかり。


連荘ブームもバブル崩壊とは裏腹に絶好調を迎え、「ダービー物語」「Fアバンテ」「Fレジェンド」。大一からは「ダイナマイト」三洋は「アメリカンドリーム」。京楽は5回1SETの確変機、フルーツなんとかと宝島だったかな?更には、藤商事の「アレジン」など、歯止めの利かない状態になって行きます。


私も、この「アレジン」には相当ヤラレましてね・・・。ここから、パチンコは連荘してなんぼ!という思いになってしまいます。


<本日登場の機種>
花鳥風月(西陣)確率は1/230位でしたか??
黄色い「7セグ」で、アルファベットと数字3つで大当り。出玉2400
電チューが付いていて、最初、確変機かと思いましたが、確変はありません。
あれ、何の為に付いていた電チューなんでしょうか?


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その22  1993年 連荘中毒


「ピュイ!」この音に続き大当りすると鳴るファンファーレ。

スーパーリーチや派手なアクションなど一切無い、「アレジン」「エキサイト」

「ピュイ!」に中毒になったのでは無いと、数年後気づく。


「プレジデント」というアレパチが「ピュイ」だったが、あれは全然熱くない。


つまり、「エキサイト」「アレジン」はアクションも無い、一瞬の「ピュイ」「ファンファーレ」そして何よりもあの連荘。この3つの要因があって、「プュイ」は熱いものになる。だから「プレジデント」は熱くナラナイ。




どんなに勝てる台があっても、新台が入ろうとも、この「ピュイ!」に足を踏み込んだならば、抜け出すことができない、最強のアクションである。


誰?あんなの考えた人!そんな思いでした。


アレジンは左肩にあるスルー通過でデジタルが回り、1,3、5、7の3桁が揃うと、役モノが開き、真中入賞で権利発生。権利後は右スルーを狙い、消化して行くもの。アレパチです。

一方、「エキサイト」はクルーン(スーパーコンビのような)に入賞し、3つある穴の奥2つに入賞すると、デジタルが回り、3、7が2つ揃うとセンターケースOPEN.真中入賞で権利発生。


両方とも前兆があり、アレジンだと、773とか331のように左中がゾロめると「ピュイ」になり、これが数回連続で発生すると大当りなりやすい。
エキサイトは左が3、7で「ピュイ」と鳴ります。


31連が最高記録ですが、一度「天国モード」になると、「ピュイ、ピュイ」煩いが、気が狂ったように連荘します。


エキサイトの方が甘めで、アレジンよりは断然勝負しやすかったです。


アレジンで3日で20万負けたことがありますが、出るときも一騎に出る、バクチ台。エキサイトはそれほどでも無くてもやはり連荘はアレジンと変わりません。


朝、モーニングモードがある為、朝から行くのが鉄則です。



今じゃ考えられない打ち方ですね。

まず、30Kを全部500円に替え、それを青箱に入れて持ち歩く。


こんなこと毎日やっていたら、間違いなく、社会復帰など出来ません。

これで人生潰した人、かなりいるんでしょうね。


私が通っていたホールは以前バイトしていたホール。


常連も、プロも店員も顔なじみ。ちなみにエキサイトに関してはそんな深刻ではなかったのかな?と思いたいのですが・・・。勝ち負け別として、考え方そのものに深刻だったのでしょう。




この頃、同じアレパチで名前が思い出せないのですが、サミーのアレパチが背中合わせにありました。


プロに教わったのですが、「連荘維持打法」があり、初回当てれば、失敗しなければず~と「モード」を維持できる打ち方があったのです。


これ、つまらない台でしたが、これだけを打ち込んだら、きっと凄い金持ちになっていたのでしょう。


でも、私、常連、プロまでが、このサミーの台は「敗戦処理」に使うがための台に位置付けていました。


要はみんな狂っているのです。ほぼ勝てる台を拒否してまで「エキサイト」に没頭するという・・・。


そもそもこんなことやってるから、あとあと勝てる術を失うのです。

一人だけ、毎日、朝から晩まで打っていた初老の男性が居ました。

この人、相当儲けていたことでしょう。月間100Mはあったのでは?


そのアレパチはルールーで言えば「アポロ1号」イヤ、厳密に言えば「アレパッチン」に似ているでしょうか。


スルー通過で小デジが回り、333、777で天下チューリップ開放。
確率は確か1/40、チューリップ開放は1球入賞するまで開く。打たないと閉じるのですが、打ち始めるとまた開く。つまり、電チュー開いて「食事札」出しても大丈夫(笑)。まず、これがミソです。

入賞したら、クルーンを経由し、役モノに入りますが奥にVゾーンがあり手前には「OL娘」の役のようなブリッジが2本あり、ソレが閉じたら道ができ、チャンス。

台のクセを読めば、アバウトでVを狙えるのです。


で、攻略ポイントは最終ラウンドで右スルーに3つ通せば、小デジ連荘確定。その際、ゴム打ちでは3つが難しいことがあり、天やや右打ちにすると、スルー左に球が寄り、左に寄ると、独特なゲージの為、容易に3個通過します。このやや弱打ちはプロに教わりました。


この打法が成功すると、1/40の小デジが99/100に変身し、しかも、外れても、大当りするか、パンクするまで、この99/100は維持できるというもの。


1回当たり取れば、失敗しなければ、1日出てしまうこともあります。


失敗しても1/40だから、深刻でもない。





私ら、バカだから、エキサイトで19時頃まで勝負にならないと、「さ~取り戻しタイム」とその、変なアレパチに行くというスタイル。


最初からやっていれば、バカ勝ちだったのにね。


連荘病になると、勝ち方まで忘れてしまう。これは恐ろしい病気ですぞよ。



サミーの台が撤去。エキサイトで負けが込み始め、それで、就職活動をしますが、バブルはじけた後とはいえ、何社かは内定取ります。


しかし、借金がある為、最低手取り20万は無くてはならず、そうなると、一般職では難しくなります。



選んだのは商業貨物を扱う大手運送会社の系列小会社。


アタッシュケースより重いもの持ったこと無い人間が、集配の仕事にチャレンジです。


82kgあった体重が58kgまで、痩せました。食べるモノ、飲むもの全てがおいしい。ルートセールス的な面もありますから、自分には向いている。


楽しいけど、身体はキツかってですね。休みも少ないし。



2tも4tも運転すらしたことありません。だけど、ここでこれをやらねばならぬ!そういう思い、必死にやったつもりです。仲間も先輩も、丁寧に教えてくれ、「運ちゃん」って怖いイメージがありましたが、ホント、この仕事はやって良かったと今でも思います。


実は「パチヤメ」宣言をし、半年間、殆どパチはやりませんでした。やる暇も無かったし・・・。



しかしね・・・。会社の事情があり、事務員を半数に減らし、半数をドラバーにするという馬鹿げた方針が出されます。


工場と違い、人間補充=生産性を上げるとは限りません。大体決められた物量しかないのに人投入しても、給料の取り合い(歩合なので)になるだけで、効果などありません。捌けない物量や繁忙期ならまだしも、閑散期にこれやられましてね。


そのうち給料は遅れるは、歩合計算はごまかされるは・・・。



私の地域なんかにも人を入れられ、そのため、給料は減る、時間は早く揚れる=パチをする。になり、再びあの世界に足を踏み入れてしまいました。その後、当時の社長はこれらが原因で失脚しますが、その間、給料は少なくなり、で、パチでハマル。・・・。なかなかドロドロしていましたよ。生活が(ムフフっ)



その原因の台がCR花満開でした。


<本日登場の機種>
アレジン(藤商事)確率1/128、約1800発、1,3,5,7、で大当り
朝1/8のモーニングモードがあり、記憶では1/14だったかな?地獄に転落する。

エキサイト(藤商事)確率は確かではないが、1/48、33、77で大当り
朝1/8?のモーニングある。約1600発。

天国モード=大当りとは限らず、当らない天国モードもある。(爆)
天国モードに入ると確率が1/8になるが、1/5で大当り、1/14で抜けるという
話を聞いていました。

当りを確実に取る為、体感機攻略があった模様。


前回の回想録で前職の退社が1991年とありましたが1992年の誤りです。

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その23 1994年~ パチンコ止めますか?人間止めますか??


CR花満開自体、鬼のような台では無いと思います。

一番悪い設定でも1/308、2/14で2回ループの確変。保留1は1/10
保1での連荘が確変になるのは約33%、更に、記憶では保留は1/7に書き換えがあったと思います。


今風の台ならば、1/7で2回ループの確変で、STが付く。こんな感じでしょうか?


更にこの機械、突入は1/7だけど、突入した場合33%で3,7を引くというものです。だから爆裂し、社会的不適合機の代名詞のような存在になります。


コレ以降、西陣がおとなしくなったような気がするのですが・・・。


確変終わり、保1で7のリーチで「花吹雪」されてからには、どんな強烈な
爆裂機があろうとも、これ以外の世界は考えられません。


もし、この記事をお読みの方でイスカンダル系(04基準)や新海で中毒になり、そして、大敗(あくまでも泥沼状態)、一緒に考えましょうか?
勝てている人はパスしましょう!(笑)


花満開の2,5円無制限のボーダーは千円24回と記憶していますが、実際はもう少し甘いと思います。設定1なら超大甘台でしょう。

つまり、24回よりちょい高め、27とか28回る台があれば、長時間打ち続ければ、連荘率等が分かっているのだから、長期で望めば決して勝つのは難しいことではないと思います。


この頃事実@30花満なんか、ゴロゴロしていましたから、この時にボーダー理論が身についていたら、大負けしなかったことと思います。


1/499であろうと新海の1/350であろうと、ボーダーラインというのはあります。


おそらく20~23程度でしょうから25とか26なんか回る台があれば、長期で考えれば、大勝ちは無くても、負けはぐ~んと少なくなるでしょう。


ボーダーは10時間打った場合とかであり、1~2時間の勝負のモノではありません。


もし、中毒になっていて深刻な方、いきなり打つの止めろは絶対にムリです。ならば、「止めようとすること」を止めましょうよ!(爆)

また、ハネデジ中心にしろもムリです。現金機に絞ろうとするのもムリだと思います。


時間無い時打つな!も、いきなりはムリです。ムリな事は止めましょう。


気は楽にして「勝つ」ということより「負けを少なくすること」を考えましょう。


こんなことはどうでしょうか?ど~しても仕事帰りに打ちたい。打たなきゃダメという人。ど~してもなら、その短時間勝負のときだけはハネやハネデジなどをする。そして休みの時には精一杯新海を打ちまくる。ただし、回る台で。回る台が無ければ回る店を探し、1日打ちまくりましょう。何も気にしないで。納得行くまで。


この位の自制はちょいと努力すれば出来る人もいると思います。これだけでも、ゲロ負けからチョイ負け位までには改善できるのでは。

それと同時に、勝つ方法を考えましょ。


勝つ術は「室長の憂鬱」(BOOK MARKからジャンプしてください)
をじっくり読みましょう。これ読んで少しでも改善できる人・・・幸せものだと思います。




花満開時期、完全に感覚麻痺でした。

5万負けても「次の日に初回7引いて取り戻す」とか、次の大当りで確変引いたら負けが半分に済むとか。期待値以上の期待を平気でしていました。


多分、巷のホールでこの感覚に陥っている人沢山いると思います。

それでいて、何度もパチンコ止めようと努力をするが、一晩寝ると昨日の負けはなんのその・・・。同じ繰り返し、命を落とすことまで考えようと。
全てよしましょう。まず、パチンコ止めることから。ムリなんだから、ならば打ち続ければ良い。負けを少なくし、勝てる喜びを味わえるように。


22時に平気で1万円Pカード購入したり。借金してまで花満開に投資し、ベソかいて帰宅する。深刻ですね。


仕事が減った為、パチを毎日打つようになりました。止めるために色々考えました。止められないから、ハネモノに走ったり、笑えるのは、連荘のない、花満開の現金機「花百景」を打ったり。


ダメなんですよ。グルグル回り(あまり無かったけど)花百景を打っても、飽きてしまい花満を打つ。更にはハネで打ち止めしても、その勝ち金でカードを購入する。そんな毎日でした。で、絶対に止めることって出来ません。


更には、仕事が途中から忙しくなり、それが原因で、過労の為入院してしまうこともありました。


歩合だから、入院なんかしていたら、給料が稼げない。

借金は返せない。で、借りようとするが、気持ちに余裕が無い為、「借り方」も忘れてしまう。



スポーツ紙にあった「即決」の広告に飛びついたら所謂こわ~い紹介屋で、成功報酬で借り入れ額の3割を取るとか・・・。


一度電話したら、連絡先を言ってしまったものですからしつこく営業の電話が・・・。


この時・・・・自分はまだ多くのカードに「枠」があることすら忘れていたのです。結局、枠があるから、新規に借りる必要が無かったから、インチキ金融には足を踏み入れませんでしたが・・・。


こ~いう時って、車検や冠婚葬祭など、なぜかお金が入用になります。



まじめに困りました。困ってどうするか・・・。臓器売買??痛そうだし、臓器腐ってそうだし・・・。



ひらめいたのは・・・マグロ



まずは16歳にしてインド洋経験者Hというオヤジにすがりに行きます。これにはワケがあります。このオヤジ、元漁師で、船着場、漁業権、船も所有。同じ会社でドライバーをしていたのですが、やめて、釣り船か八百屋をヤルということでしたから、まずは弟子入りか遠洋を紹介してもらおうと。


だが、このオヤジ、漁師はしておらず、それどころか、ギャンブルで全ての財産や家族までも木っ端微塵になっていました。


一体ど~したの?と聞くと、ポーカー、スロット、そして・・・・。


CR花満開にデタラメ勝負した結果だそうです。




4級小型船舶の資格を私は持っているので、せめての思いもあったのですね。小型船。


遠洋の水産会社は紹介してもらいましたが、あることに気付きます。

日本に居ないのだから、給料を操作できない。

つまり、別の意味で「借金返済」が出来ないです(爆)


釣り船は結構弟子入りチャンスはあるようですが、魚場覚えるのに5年とか最低かかる。それまではタイシタ給料は無いとか・・・。




ある外資系保険会社が比較的安い金利で何社かまとめてくれました。


これは救いでした。また、仕事が忙しくなり、収入も何とか取れるようになるし・・・。



1995年正月。年末ジャンボの当選番号を調べていると・・・・。



番号が下一桁1番違い=前後賞の番号



心臓が口から出る思いでした。・・・・。







組が違います。(爆)


ならば、組違いの前後賞だ!!!!・・・前後賞組違いなどそんな賞はありません。


この時、今のカミサン(まだ結婚前でした)が怒りながら言いました。


ハズレはハズレ!!




そうなんですね。パチにも云えます。花満で7のSPリーチかかり、その数字前の6で止まっても、熱いかもしれないけど、ハズレに過ぎない。


そんな感覚がやっと芽生えてきたのでしょう。



ある友人は、ツキが向いてきている証拠じゃないの??と。言ってくれましたが、事実、この後、いい波が入ってきます。


確かに、この年はある意味、パチンコ生活の転機であったことは間違いありません。



しかしな~・・・花満のSPは熱かったな~~。特に3,7は。

776になり、その6が散るか散らないかで天国と地獄。


あの、コンマ何秒のドキドキが・・・。


<本日登場の機種>

CR花満開(西陣)
設定1=1/269、設定2=1/289、設定3=1/308
当時は設定がパチンコにもありました。スロットと違い設定数字が小さいほど、高確率です。
確変=333、777後、+2回ループ。
保留1=確率1/10、数珠連は1/7と記憶しています。
16R10C、約2300発、確変継続は約33%

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その24  1995年6月、1台の救世主。Fネプチューンは連荘機だった!


この年は、2月頃から、ヒキが強くなってきました。

2月や3月は絶好調で、花満や黄門ちゃまで確変をガンガン引き、特に3月は50Mも勝ちがありました。


しかし、偶然の勝ちが続いたにすぎず、また4月頃から低迷しはじめます。


「もう、こんなこといい加減に止めよう」何百回これを考えたことやら・・。



止めれない・・・。偶然、負けが少なくなったものの、意識した打ち方で勝っているわけではありません。



6月の最後の日曜日でした。

会社の「釣り企画」の幹事をし、アジ釣りに行きました。


昼過ぎ、沖揚りで、夕方家に付き、シャワーを浴びて魚臭さを取った後・・・こんな場面でも「打つか~」。



地元のA店、現金機主体の店。2,3円交換無制限。


無性にノーマル台をやりたくなったんです。まったりと時間を過ごしたい。


この時はそんな気持ちの余裕がありました。



三共のノーマル機、Fネプチューン。時短も確変もありません。純粋なノーマル機。ナスカ枠デビュー時の機械で、かっこよかった。



500円投資8回転程度でした。カウントダウンのSP発生。信頼度は30%程度です。


しっかり当ります。絵柄は今でも覚えています「イエローサブマリン」の右下がり斜めライン。



ステレオのサウンドが何気に深海にいるように思わす雰囲気があります。とても、さわやかな音でした。


終わって保3でした・・・。全回転リーチ発生。


この全回転は時々外れます。信頼度はそれでも70%位ありましたか?


ノーマル機だ、保留で当るわけない・・・。


しっかり当ります。


そして、保3、・・・・カウントダウン・・・。あたり!!!



ぎぇ~~保留3連!綱取り真っ青!


実はこのちょいと前、綱取りで2000回ストレートやってしまい、相当後遺症があり、綱取り大嫌い人間です。数珠繋ぎのばかやろ~~!と思っていたころです。余計にこのネプチューンの保留連荘はイイヤツに見えました。


この後もコンスタントに当り、プラス20Kチョイになります。


気付きます。これだよ!500円が2万!!

今まで2万取るのに5万使っていたわけでしょ??


この勝ちが、とても心に染みてしまいました。



次の日、会社帰り・・・。またしても500円で当る。チョイ勝ちでしたが・・。



ネプチューンで11連勝してしまいました。



そうしたら、CRが打てなくなりまして・・・。


こんなに手堅いものがあるなら、何も花びら散らさなくてもいいじゃん!



とりこになりました。


打つ機械は、他はFウォーズ、Fルーセント、と何の芸もないノーマル機ばかり。(実は芸があるんだが・・・)




この頃、勝ちを手助けした要因が2つあります。オカルト風ですが。


1つは、某誌増刊号に面白い特集があって、当時の現行機種のデーターを集められていました。50回転ごとの、大当り率が表示されたデーター。


それによると、多くの1/200程度の場合、当たり前のことですが。1~50回転
が一番多く、約20%がこの回転数で当っています。それから50回転ごとに段々へって行きます。まあ、確率があって、数字が無限であれば当然の自然現象なんですが・・・。ここでオカルトに走ります。


寄りパチが主体なのだから、時間が無い、いくら投資ではなく、何回転回したら止める・・・。これで行こうと。大体の目安は分母まで。

7K程度の投資です。ちなみに200回転あれば55%程度は当る期待が持てます。単純なドルは、2日に1回は出せるじゃん!


もちろん、状況によって(時間があるとか終日)とかは粘りますが、短時間の場合、この200回転程度の勝負をしておりました。


これが、分母で滅茶苦茶当る。こんなにパチンコって健全で、楽しいことなのか??と気付きました。





もう一つ。これはオカルト+プチゴトになります。店公認でしたが。(爆)




当時、平和の黄門ちゃま1(ノーマルバージョン)が「エラー」を出すと、保留連荘するという噂が広まります。どうも、これはマジネタだったのですが、そこから発展したオカルト。


以前、アレパチ連荘維持打法を教えてくれたプロがまたしても教えてくれます。玉を抜かずして打ち続けろ。と。


ナスカ枠の場合、これは店で調整できるのか?玉抜かないと、打ち出し出来る場合と、出来ない場合があります。数台ほど、これが出来たのですが、言われたように抜かないと時々ですが、保留3で連荘するんですね。


エラーは12R付近で出ます。すぐ抜くと店員に怒られます。

「フルオープンまでがまんしろ!」と。良い店だ。(汗)出玉増えるんですよそれやると2700発とか・・・。





ここで、時々と言いましたが、どの位連荘するか?。1日1~2回は連荘するんですよ。



いくら1/200であっても、そう簡単には保連しません。




だから、今思えば、これもマジネタだったのかもしれません。


ちなみに、Fウォーズでもコレ使えました。保3で、「ハイパーリーチ」が発生し、当る。ある日、当りまくり3時間位かな?で3万発出したこともあります。




これ、やがて、出来なくなりましたが、今思うに、偶然にしては頻発したな~~と感じています。






この頃から、カミさんも(まだ結婚していない←かなり待たせました。汗)パチンコを始めます。彼女は上手だった。


ツープラント攻撃ですね。


並んでノーマル機。回ったから、深刻な負けは少ない。


2人勝った時は美味しいもの食べに行く。





こ~して、連荘病が消えて行き、以後、CRにはあまり見向きもせず。現在に至るまで、現金機中心の生活が始まります。


以後、年間を通し、深刻な状態からは脱出しますが、でも、真の勝ち方を覚えたわけではありません。



<本日登場の機種>
Fネプチューン(三共)、確率1/205、16R,9C,約2100発
完全ノーマル機
ノーマルリーチ、カウントダウンリーチ(深海渦巻きリーチ)、全回転リーチ。ナスカ枠発売当初の機種。ドラム。

Fウォーズ(三共)、確率1/205、16R、10C,約2300発
ワイドアタッカーで2400以上見込めた。
ノーマルリーチ、スーパーリーチ2種類。(ノイズリーチ、ハイパーリーチ)
液晶。シューティングゲームでもしている感じ


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その25  1997年10月 生涯で一番愛した台



勤務していた会社は社長が変わり、厳しくはなるものの、ある意味きちんとし始めます。


なんだかんだ言いながら借金も減り、パチンコも負けにくくなってきました。


仕事も、かなりしつこく事務職になることを勧められておりましたが、ず~と拒否。ドライバーの方が給料良いものと思っていたからです。





事務員がドンドン辞めて行き、最後の女子社員が辞表を出し、会社はパニックです。その女子社員は「現場のわかる男性を置いてもらえば残る」となったことで、ますます私に話が来ます。


給料が問題です。社長ははっきりは言いません。言えないのです。
ドライバーより事務所の方が給料が良いなんて。


遠まわしに言われ、これ以上オレの口から言わすなよ!の一言で、決心します。



確かに・・・。歩合でないのと、残業が付くため、給料が上がりました。







精神的にも安定しはじめ、97年には本当に、相方には待たせましたが、籍を置きます。



また、父も、家業のことを相談に持ちかけ、「そろそろいいかな~」という気になり、この年の秋、家業に入ります。







丁度、この頃でした。


高尾の時短機でミルキーウェイという台がデビューしたのは・・・。



これは、パチンコって上手にやれば勝てるんだな!と思わした、私の中での名機中の名機です。




確率1/211、38%で次回までの時短に突入。他の時短はなし。出玉2000発。



確率が良いだけでなく、突入がこのタイプにしては良いこと。
それと、止め打ちで玉が増えることなど、非常に都合の良い台でした。


雑誌には「止め打ち不可」とありましたが、私は止め打ちしていました。
心の中で2つ数えたら3発打ち、小デジがOPENなら更に4~5発打つ。
ハズレなら、止め。この繰り返し。ちなみにバカボンEXやミニスカEXもタイミング的には似ていましたので忙しないけど、やっていました。



この台、時短の抽選表示は「大当り終了後」行います。
青、赤、黄の3つの☆に当の文字がある☆にカーソルが止まると「次回まで」になります。





大当り中もユーミンの「やさしさに包まれながら」が流れ、絵柄は1~12の星座、7、3というもので、これがまた、メルヘンぽく、好きでしたね。






私の行っていたホールはLN制で、LNも厳しい条件でした。しかし、多くの台は@30あり、午前中3時間以内に当れば終日無制限となります。


つまり、夕方から行っても勝ち目は無いから、休みの日、朝から晩まで打ちまくる。そんなスタイルになり始めました。



夕方からは、もっぱらパチスロのみで、カミサンと待ち合わせして行くのですが、行っていたパチスロ店が、また、優秀な店で、高設定台がガセなしで、沢山あります。

また、このパチスロ店、36台だけ、パチンコ台が置いてあり、このパチンコがまた、回るのなんの。





ここまで、条件が良いと勝って当たり前ですね。


ホント、楽しい時期でした。






さて、何を言いたいのか、何を書きたいのか・・。


今まで、自分の恥をさらしていた様な記事ですが、現実、パチンコ中毒に深刻でありました。


コミカルに書いてあるつもりですが、ホント、深刻でした。


もし、これを読まれている方で、深刻な方、パチンコは大稼ぎできないけど滅茶苦茶負けることは防げるということを認識してください。それをただ、言いたいがためです。


で、もし、止めることに困難であれば、何も無理して止めずに、どうしたら負けが少なくなるか・・・それを考えた方が早道です。




先の記事で「勝って当たり前」とありました。


この頃、実は勝つ術で勝っているのではありません。


たまたま、「勝つ術」を知らず使用しているにすぎず、勝つ鉄則を意識しているわけではないのです。実は。これ最近気付きました。



この頃の私は、「甘い台」を時間のあるときに「長時間」しかもLN制の「回る台」を「持ち球」出来る時間を狙い打ち、「1日打ち倒す」。その為、ボーダーから10以上の台を打つこととなり、更に「止め打ち」で球を増やすから、実際はボーダー+13程度の台を打っていた。


寄りパチの場合はグルグル回るスロット店のおまけ的パチンコ台か、高設定確定のパチスロのみを打っていた。・・・打つようにしているのではなく、たまたま打っていただけなんです。



負けが続いた時、勝っていたときを思い浮かべてください。必ず、勝つが為の方法で打っているはず。




ツキ勝ちもあるかもしれませんが、3ヶ月位勝ちが続いた場合、それはツキではないでしょう。おそらく、勝てる条件があったからだと思います。



この頃の私、無駄打ちが少ないのです。


勝ち組のHPを見て、日誌を拝見した時、勝っていたころの自分と照らすとそっくりなんですよ。自然に勝てる方法を取っていたのですね。



もし、意識して勝つ術で打てば、きっと継続して勝てたと思います。


ぜひ、このことを参考にしてください。


その為には常勝組のHPを頻繁に訪れることも勝者への道だと思います。




余談ですが、ミルキーウェイの店・・・。


LN制でしたが、実は貯玉再プレイができたのですが、本当に恥ずかしながら、それに気付いたのも最近です。




ボーダー+13回、しかも再プレイで手数料なし。勿論、再プレイ・・・そんなことやりませんでした。(大汗)。



このボーダー+13でリプレイ。これがどんなにとんでもないことか・・・・お解りですね。




今、なぜ、貯玉に凝るか・・・一つはこの反省があるんですね。



これもパチドランカーKさんに出会い、某所のチャットで貯玉のこと教えていただき、その時になんであの時やってなかったの!と反省した想い出があります。


勝者に学ぶことはきりが無く沢山あるということ。



<本日登場の機種>
ミルキーウェイG(高尾)1/211、38%で次回まで。
終了後、時短表示

尚、ゲージ違いでヘソが6球のFタイプがありましたが、右打ち攻略と止め打ちが抜群に玉が増え、Gタイプが発売したと聞いたこともあります。

CR版はCR星占い2という2回ループですが、これも確率が甘かった。
但し、リミターが9回付くタイプもある。(CR夢)


原版は「星占い」というノーマル機でこれにマイナーバージヨンで時短ツキ星占いがあった模様。



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